人物研究会ネット

早稲田唯一のインタビューサークル

【講演録公開】2022年早稲田祭「芥正彦氏×宮台真司氏 公開対談」

〇講演録公開

すでに開催から一年以上経ってしまっていますが、去年の早稲田祭講演会の講演録を当会HPにて公開いたしました。公式ユーチューブでは講演会の映像を引き続き、公開しております。また、当会の歴代講演録もHPにて公開しておりますので、よろしければあわせてご覧ください。

〇昨年度講演会情報

2022年度 早稲田祭人物研究会主催講演会
芥正彦氏×宮台真司氏公開対談
「実りなき社会で見る夢は芸術か、テロか。」
日時:2022年11月5日(土) 14:00~17:00
会場:早稲田大学15号館201教室
ゲスト:芥正彦(元東大全共闘、演劇家)、宮台真司東京都立大学教授、社会学者)
・講演録はコチラ
・講演映像はコチラ

★人物研究会★

「会いたい人に会いに行こう」をモットーとする1965年創立のインタビューサークル。早稲田祭などでは講演会の企画運営も行う。田中角栄公認現場叩き上げ。新会員募集中。

X(旧Twitter):早稲田大学人物研究会(@jinken_2017)
公式HP:人物研究会公式ウェブサイト
公式instagram人物研究会公式インスタ

【早稲田祭2023】11/4(土)13:30~大澤真幸氏講演会『不可能性の時代の問い方』を行います!

すっかりご無沙汰となってしまいました、人物研究会です。5年ぶり…!さて、人物研究会は題名にもある通り、社会学者の大澤真幸さんをゲストとしてお呼びします!入場無料です!!どなたでもご参加いただけます!


『不可能性の時代の問い方』
ゲスト:大澤真幸
日時:2023/11/4(土)13:30開場16:00終演(予定)
場所:早稲田キャンパス3号館402教室
内容:新刊『資本主義の<その先>へ』が話題の大澤真幸さんに、情報の波にもがく私たちは、底抜け感のある日本社会を覆う資本主義に、どう立ち向かう必要があるのかを自由闊達にお話いただく

画像
ゲストの大澤真幸さん

大澤真幸氏プロフィール
1958年、長野県松本市生まれ。社会学者。専門は理論社会学。思想史『THINKING「O」』(左右社)主催。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授等を歴任。

2007年『ナショナリズムの由来』(講談社)で第61回毎日出版文化賞(人文・社会部門)を、2015年『自由という牢獄』(岩波書店)で第3回河合準雄学芸賞受賞。2012年『ふしぎなキリスト教』(講談社現代新書)で中央公論新書大賞を橋爪大三郎とともに受賞。

画像
アーティストの水野幸司さんにデザインしていただきました!ありがとうございます!

当日来ていただける方は、こちらからお申込みくださいませ!万が一フォームに入ることが出来ない場合は、公式XのDMか人物研究会のメールアドレスにご一報ください😊

お待ちしております!

★人物研究会★

「会いたい人に会いに行こう」をモットーとする1965年創立のインタビューサークル。早稲田祭などでは講演会の企画運営も行う。田中角栄公認現場叩き上げ。新会員募集中。

X(旧Twitter):早稲田大学人物研究会(@jinken_2017)
公式HP:人物研究会公式ウェブサイト
公式instagram人物研究会公式インスタ

2018年度早稲田祭!今年の人物研は怒涛の三企画!!

※全企画入場無料!!

11月3日(土) 14:30-16:00(開場14:00) 10号館109教室

若狭勝講演会』ゲスト:若狭勝(弁護士、元衆議院議員・検事)
2018年早稲田祭、あの男が帰ってくる!2017年日本中を巻き込んだ小池劇場の影の立役者、若狭勝。昨年最も総理に近付いた男として時代の寵愛を受けた彼は何故落選したのか…歴史にifはないが構想していた内閣も発表しちゃうかも!?


11月4日(日) 11:00-12:30(開場10:30) 11号館505教室

枝野幸男講演会』ゲスト:枝野幸男立憲民主党党首)
立憲民主党党首・枝野幸男代議士が早稲田祭にやってくる!
立憲民主党結党劇から1年、政界の中心にいる野党第一党党首は何を語るのか。
講演後には質疑応答の時間も用意しております。4日午前はぜひ11号館505教室へ!

 

11月4日(日) 14:30-16:00(開場14:00) 15号館101教室

『はるかぜちゃん講演会』ゲスト:春名風花(女優、タレント)
秋の早稲田に春の嵐が吹き荒れる!数々のメディアに登場し一世を風靡した「はるかぜちゃん」17歳になった彼女が平成最後の早稲田祭で日本の抱える諸問題を斬りまくる!?…絵本「いじめているきみへ」発売中

◆2018年度 早稲田大学人物研究会 OB会総会のご案内

◆2018年度 早稲田大学人物研究会 OB会総会のご案内

日時:2018年11月24日(土)15時20分集合
    15時半~ 活動報告会(E会議室)
    17時~ 懇親会(イタリア料理 リストランテ アル・ファーロ) 19時終了予定

場所:関東ITソフトウェア健康保険組合 市ヶ谷健保会館
    https://www.its-kenpo.or.jp/fuzoku/kaigi/ichigaya.html
    東京都新宿区市ヶ谷仲之町4-39 電話03-3225-1133
    都営新宿線 曙橋駅都営大江戸線 牛込柳町駅 ともに下車徒歩8分

会費:7,000円

出席される方は以下までご一報ください。(10/31まで)


jinbutsuken@gmail.com


OB会幹事 小泉拓也(1993年入学)

宮嵜守史さん インタビュー

宮嵜守史さん(TBSラジオ「JUNK」プロデューサー)

6月某日、TBSラジオにて、現在TBSラジオ「JUNK」の総合プロデューサーとして多くの人気番組に携わり、ご活躍されている宮嵜守史さんに人物研究会がインタビューさせていただきました。

 

宮嵜守史さん(以下:宮)

人物研究会(以下:人)

 

人:ラジオプロデューサーになられたきっかけは何でしょうか。

 

宮:大学の掲示板にあった、TBSラジオ「こども音楽コンクール」のアルバイトの広告を見たことがきっかけです。夏休み中にできること、また、マスコミの仕事が出来ることに惹かれて始めました。楽器運びの仕事が多かったです。元々は教員になりたいと思っていましたが、大学4年生の時、地元群馬県の採用試験に落ちてしまったところを、たまたま「こども音楽コンクール」の当時のディレクターにADのアルバイトに誘われました。フリーター時代を経て、後々そのディレクターの制作会社に入りました。

 

人:プロデューサーになってみて、なる前のプロデューサーのイメージとのギャップはありましたか。

 

宮:ありませんでした。「やっぱりね。」という印象です。AD、ディレクター、プロデューサーの職務内容は全然違います。だから、自分に合っているという理由でディレクターのみずっとやっている人もいれば、順に階段を上っていく人もいます。プロデューサーはやはり、責任が重いです。

 

人:ポジションを争っているイメージがあったので驚きました…

 

宮:もちろん、狙っている人もたくさんいます。ただ、例えばADで、買い出しの仕事ばかりだとしても、工夫次第で番組のためになります。どのポジションでも、自分がリスナーやパーソナリティなど相手の立場に立って仕事をすることが基本です。

 

人:他のラジオ局の番組を聞きますか。

 

宮:聞きます。聞きながら、面白いことをやっているな、自分ならこうするな、と考えています。また、真似を防ぐため、という理由でも聞いていますね。

 

人:ライバル番組はありますか。

 

宮:聴取率を取るという意味で言えば裏番組になるでしょうね。でもそのようなことより、パーソナリティの個性を潰さないような番組作りを一番に考えています。

 

人:ということは、各曜日パーソナリティーによって違いを感じますか。

 

宮:番組の個性はパーソナリティそのものを表していると思います。自分が担当している番組全体に共通していえるのは変わらない良さがあるということです。学校や仕事など生活環境の変化で一度ラジオ(番組)から離れてまた戻ってきても、まだ同じことをやっている、という良さ。これを大切にしています。長い期間同じ番組を続けられるのはラジオの良いところだと思います。続けるにはもちろん成績ありきですが。

 

人:radikoができたことはどう思われますか。

 

宮:単純に、タイムフリーやエリアフリー機能によって聞く人が増えたことは良いことですよね。ただ、タイムフリーで聞くと、生放送ならではの良さ、深夜にやるからこそ起こる笑いが少し減ってしまうこともありますね。でも、ツールは何であれ、聞いてくれること自体がありがたいので、メリットはとても大きいと思います。

 

人:生放送中、スタッフさんはリスナーの見えないところで何をしているのか気になります。

宮:まずはみんな放送を聞いています。聞きながら、作家はメールをプリントアウトして、ディレクターは次の段取りを指示しながらタイムキープします。ミキサーは音を出したり音量調節をしたりしています。みんな何かしらやっていますね。

 

人:では、生放送中のトラブルもありましたか。

 

宮:たくさんあります。CDの音とびやマイク切れなどです。電話回線が落ちたこともありました。

 

人:そのような時はどうしているのですか。

 

宮:臨機応変に対応しています。CDの音とびなら、違うCDを探している間に、パーソナリティに喋っていてもらうとか。

 

人:TBSラジオ伝説のハプニングはありますか。

 

宮:私が経験したことではないのですが、スタジオのドアが壊れてパーソナリティーが中に閉じ込められたことですかね。それからスタジオの中に簡易トイレが常備されました。後は、以前使っていた6ミリテープのトラブルとかですね。

 

人:一つの番組を制作するのにどのようにメンバーを集めるのですか。

 

宮:パーソナリティーを決めて、そのパーソナリティーを面白くできる人を集めています。

人:ラジオ番組は長寿番組が多いですよね。だからパーソナリティーを選ぶのは大変そうですね。

 

宮:でもはじめから番組が10年続くなんて思ってないです。ボランティアでやっているわけではなくて、営利活動なので、とにかく人とお金を集める。続けよう、という気持ちでやっています。

 

人:ラジオは映像がないですが、だからこそ工夫していることはありますか。

 

宮:たくさんありますが、ひとつは過不足ない説明ですね。話を聞いていてわかりにくいと思ったら「それって誰?」とか「何歳くらいの人?」とか聞いています。逆に逐一詳細を話すことでテンポが崩れることもありますから、そこはいい塩梅を保つ必要があります。

 

人:TBSラジオ個人聴取率V100の秘訣は何でしょうか。

 

宮:パーソナリティとスタッフ全員の努力だと思います。そしてなにより聞いてくれるリスナーのみなさんのおかげです。聞いてくれる人がいないとやっている意味がありませんからね。もちろん好きでこの仕事をしていますが、生活するために仕事をしているので、生半可な気持ちではできません。どんな仕事も一緒ですが。

 

人:ラジオの仕事をしていて、大学時代にやっていたことが役に立ったなと思うことはありますか。

 

宮:大学時代に限らず、音楽をよく聞いていたことです。

 

人:ラジオ業界に入るには何をすれば良いのでしょうか。

 

宮:何でもやっておくといいと思います。ラジオ業界は入口が狭く、入れる確率も低いので、入るために何かやらないといけないということはないと思います。

 

人:先ほど仰っていた、番組の変わらない良さというのは、スタッフがあまり変わらないというところからも来ているのですか。

 

宮:そうかもしれないですね。特にTBSラジオで放送している深夜番組は、番組の立ち上げから終了まで、よほどのことがない限りスタッフの入れ替えはしません。ある種、番組やパーソナリティと心中する文化があります。リスナーとの距離が近い分、スタッフとの距離も近いですね。良し悪しはあると思いますが。

 

宮嵜さんは、こちらの辿々しいインタビューにも丁寧に対応して下さいました。

感謝と共に、宮嵜さんのますますのご活躍を、人物研究会一同お祈りしています。

 

 

 

人物研究会7月企画『教育と人権』 ~経緯と当日何が起きていたか~

 

人物研究会の7月企画『教育と人権』のきっかけは『A3<上・下>(森達也, 集英社文庫)』を読んだことでした。オウム真理教の教祖麻原彰晃(本名:松本智津夫)について、その人物像から一連のオウム事件まで、これまでの報道とは異なる視点で書かれており、第33回講談社ノンフィクション賞を受賞しています。本書の中で私の印象に残ったことは麻原ではありませんでした。私が最も衝撃を受けたのは、麻原の娘が大学から入学拒否されていたという事実でした。麻原の3女、松本麗華さんは合格した3つの大学(2003年に武蔵野大学、2004年に和光大学文教大学)から入学を拒否されています。


理由は松本さんの父親でした。「国家を揺るがした凶悪犯罪者の娘」というレッテルが松本さんの教育を受ける権利を剥奪したといえます。これを知って驚愕しました。それなのに調べてみてもこの事例についての意見は多くはありませんでした。麻原の娘を擁護することはオウム事件を擁護することに取られかねないという不安から、専門家も問題を避けているようにみえました。家族の誰かが犯罪加害者となったとき、残された家族もその罪を償わなければならないのでしょうか。もし償うべきだとするなら、どこまでに及ぶのか。犯罪被害者やその家族の保護に関する議論は現在多くなされている一方、加害者家族への視点を私たちは見落としがちです。


今回の企画は、松本麗華さんが経験された大学からの入学拒否という具体的な事例から「日本における加害者家族の実態」と「多様性をどこまで受け入れることができるか」という問題について考える場にしたいと思いました。主なテーマはオウムではないですが、松本さんを語るときにどうしてもオウムは絡んできます。一連のオウム事件には多数の被害者の方々がいるため、慎重に進める必要がありました。1部は『「麻原彰晃」の子に生まれて』として松本さんの半生について会場で共有したあと、2部では松本さんが経験された入学拒否問題を一般化した『「テロ組織」と報じられる団体の代表者の家族があなたの大学に入学してきたら、受け容れることが出来ますか?』という例題について考えるという構成としました。2部は人物研究会の1年生4名がそれぞれ賛成派・反対派に分かれて松本さんとディスカッションする形をとりました。これは、大学の主役はあくまで学生であると思ったからです。


当日の企画進行の妨げとなる恐れがあるため、メディアやSNS等で松本さんに対しての個人攻撃が疑われる人物の来場拒否という判断をとらせていただきました。


来場拒否の理由としては以下の通りです

・当会が定めた規定を守っていただけない恐れがあること

・当日の企画進行を妨げる恐れがあること

・当会の企画意図とは異なる報じ方をされる恐れがあること


この決定を「多様性を認めないものだ」と反対する会員もいました。また、当日の来場をご遠慮いただいた方からも「自分たちを入場拒否するなら松本さんの入学拒否についても答えが出ている」との指摘を受けました。これに対しては「大学という公的機関の入学拒否」と「サークルという私的団体の来場拒否」では問題の質が異なるのではないかと考えています。また、本企画は大学のサークル活動に過ぎないため、憲法における報道の自由や知る権利についての議論は適切ではないとも思います。報道の自由や知る権利に対しプライバシーの権利があること、松本さんの受ける不利益を考慮した際、来場拒否以外の選択肢が見つからなかったことなども来場拒否の根拠となりました。


来場をご遠慮いただいた方々については、来場拒否の旨を事前にメールでご連絡しました。当日も入場をご遠慮くださるようお願いしたのですが、受付を突破されてしまったことが残念でした。完全にこちら側の不手際です。また、企画中ヤジを飛ばす来場者もいました。迅速的確に対応することができず、松本さんや他の来場者の方々に不安や不快な思いをさせたかもしれません。


会場でとったアンケートを読むと、多くの来場者の方々が真剣に考えてくださったことが分かりました。


「加害者の生きてきた環境を知り、初めてそこに考えをめぐらせた」

「自分の目で見ること、耳で聴くことの大切さを感じた」


などの意見をいただき、本企画が意義あるものであったと感じることができました。


本企画の2日後となる7月6日、オウム事件松本智津夫を含む7名の死刑囚の死刑が執行されました。娘の松本麗華さんに対するツイッター上での誹謗中傷もニュースになりました。日本における加害者家族の状況はまだまだ問題を多く残しているということを知らされるものでした。我々の活動が、日々の喧騒の中で立ち止まって考えるきっかけとなれば、これに勝るものはありません。

 

ゆゆうたさんインタビュー

先日、ゆゆうた(@hontounoyuyuta)さんにインタビューしてきました。

ゆゆうたさんはニコニコ動画などで活躍している人気配信者で、主に弾き語りの動画を投稿しています。

アンチに住所を特定された際に投稿した動画「ゆゆうた、特定される」

http://www.nicovideo.jp/watch/sm31506800?cp_webto=share_iosapp

をなぜ投稿したか、なぜ自分から個人情報を発信したか…真意を聞いてきました。

 


人研  「住所を特定されて受けた被害の歌http://www.nicovideo.jp/watch/sm32483309もありますが、1番困ったことはなんですか?」

 


ゆゆうた 「夕飯を終え、ちょうど帰って来たときに出前が届けられたことですね。いや頼んでないです、と言っても、いやあなた鈴木悠太さんですよね?みたいな笑」

 


人研 「たしかにそうですもんね笑」

 


人研 「普通は住所や個人情報をを特定されると、多くは良くない方向に転がるものだと思いますが、ゆゆうたさんを見ていると差し入れやお歳暮が届いたりとむしろ恩恵の方が多いように見えます。その差といったものはなんでしょうか?

また、なぜ自分から住所を(すでにインターネット上で特定されたとは言え)拡散させるような歌を投稿したのですか?」

 


ゆゆうた 「ネット界隈だと、反抗勢力によって特定された情報が広まると皆それに便乗するので被害者へのダメージが大きくなるんです。そうすると逃げたくさくなるじゃないですか。特定され、やめてください、などと言って逃げようとしても生き物は追うものを逃げる習性があるので結局ダメージが大きくなってしまうんです。結局アンチというのはどんなに広まっていない情報でもそれを広める力はあるので、2chで住所が特定されてアンチがそれをTwitterなどで広める前に逆にこちらから広めてしまえばうやむやになるではと思って。」

 


人研 「たしかに実際うやむやになりましたね」

 


ゆゆうた 「こっちから広めたような形にすればアンチとしてももうどうしようもできないので特にそこから進展することはありませんでしたね。」

 


人研 「コメントなどで〈住所を公開することによって逆に自分の身を守った男〉などと有りますが、実際そのような側面もあるんですね。」

 


ゆゆうた 「そうですね。特定されて活動停止を余儀なくされたり引っ越したりする配信者の方もいますがそれをしても特定されたとか、公開されたとかいうという事実は消えないのでそれなら特定されたままで良いか、みたいな。アンチは結局、僕に不幸な目にあって欲しいんですよ。僕が特定されることによって引っ越すというのは僕にとって不幸じゃないですか。そうすると向こうの思い通りになってしまうんですよ。逆にお歳暮届きましたよ、とか知名度上がりましたよ、とかなればアンチはもう面白くないじゃないですか。僕1番嫌いなのがアンチって見えないところから石を投げるからデメリットが全くないじゃないですか。で、被害者が嫌な思いをすると満足する、みたいな。顔を出して情報を与えている僕らとしては対抗手段がほとんどないんですよ。そうなったときにアンチにダメージを与えられるのは特定されても不自由なく暮らしてますよ、みたいなことをされるとアンチとしては全く面白くない。まあザマアミロ、みたいな(笑)。散々労力費やして特定したのにそんなものか、みたいな。こっちは楽しくやってますよ、みたいな構図を作りたかったんです。」

 


人研 「結果的にそうなっていますよね。」

 


ゆゆうた 「そうですね。普通に仕事して普通に生活できています。」

 


人研 「なにか今後の目標のようなものはありますか?」

 


ゆゆうた「今までの活動はコミケ同人即売会などで、その中のアルバムの一曲を作ったりすることがメインだったので、それを1人で出してみたいというのはありますね。まだ全然分からないのですが、人に聞いたりなどにていつかアルバムなどで曲をだしてみたいというのはあります」

 


人研「ありがとうごさいました!」

 


ちょっとしたことですぐ炎上、個人情報の特定につながるこのご時世、ゆゆうたさんの考え方に人物研究会としても習うところ多々ありました。

終始丁寧に話してくれた姿が印象的でした。